綺麗な刑務所暮らし: 娯楽編(井上)
隔離ホテルに限った話ではないですが、駐在員の皆様苦労されているのがAmazonプライムビデオをはじめとするオンデマンドサービスです。
映像配信はリージョンごとにコンテンツが決まっているので日本のアカウントでログインしてもIPアドレスが海外であればそのリージョン向けのコンテンツしか見せてもらえません。
真っ先に思い浮かぶのが有料のVPNサービスですが、Amazon,Netflix,Hulu,どこも有名どこのVPNサービスからのアクセスはブロックしており、まず見れないと思ったほうがいいです。
駐在員の中でよく知られているのが、筑波大学の実験プロジェクトで無料VPNサーバが公開されているサイトです。
VPN Gate 筑波大学による公開 VPN 中継サーバープロジェクト
ここには有志の皆様がVPNサーバを無料で公開・提供されおり6~7千台のVPNサーバが使えるようになっています。
しかしながら、敵もさるもの利用頻度の高いVPNサーバ(おそらく同一IPで複数のmacアドレスからのアクセスやトラフィックの多さで判断?)はすぐにブロックされてしまい、いたちごっこの様相を呈しています。
これにより、『映画でも見よっかな』→『VPNサーバ探す』→『設定ファイルをダウンロード』→『VPN接続』
の手間を毎回踏む羽目になってしまい、極めて面倒です。
この辺りは去年出張で訪れていたときから非常に不便に感じていましたので、昨年11月に帰国した際自宅にVPNサーバを構築してきました。
自宅のルータにVPN機能があればよかったのですが、NURO光はルータまでがレンタル品となっておりどうしようもなかったので、Amazonで
これを買ってみました。
ネットで色々調べながら設定完了、VPNはOpenVPNとWireGuardというものに対応しているのですが、使い慣れたOpenVPNを設定してみました。
設定するとOpenVPN接続用の設定ファイルが生成されるので、クライアント側のOpenVPNアプリでこれを読み込ませると接続できるようになります。
ただ、このままだとクライアント側でいちいちOpenVPNの設定をしなきゃならないのと、androidテレビやAmazon Fire StickなんかのVPN設定できるんだかできないんだかわからない機器には有効ではないので、またまたAmazonで
これを買いました。
こいつはVPNクライアント兼Wifiルータなので、こんな感じで接続できます。
海外側ではGL-MT1300をアクセスポイントにすれば自動的に自宅にVPN接続できるというわけです。

日本でも接続を確認してきたのですが、防疫ホテルでGl-MT1300を立ち上げてうまく動くことが確認できました!
ただ、一つ問題が…..
自宅側にHDDレコーダーがあり、ロケーションフリーで視聴したいのですが、90日毎の再ペアリングが問題になります。この構成で端末は自宅ネットワーク内にあるように見えると思うのですが&日本で実験してうまくいった気になっていたのですが、どうも上手くいきません。
現状VPN を張らずにロケーションフリー視聴はできるのですが、VPNを張ると視聴すらできなくなってしまいます。
これは今後の課題ですが、家が決まって諸々の環境が固定化できた時点で少し研究してみようと思っています。
何でも自分で触ってみることは重要ですね、必要に迫られると尚更です。